寂しい子猫と



少し肌寒くなった駅の改札口で あなたは小さな子猫を抱いていた。 近くのコンビにで買ったミルクをあげていた。 ”そのネコどうするの?” と聞いたら すこし苦笑しながら ”どうしよう・・・・飼えないけれど、でもなんだかかわいそうで・・・。” そう言って、だまって子猫をなでていた。

 

結局、子猫はその場に置き去り、 あなたは何度も振り返ってたね。 あなたは本当に優しい人だけど、 優しすぎて後に残るのは きっと、すごくさびしい気持ち。

 

今、私はあの駅にいた子猫と同じなんだよ・・・。