現状の目と結果の目
初めて絵で賞状をもらったのは、小学校3年のときだった。
大阪城の絵だった。
鳥が不自然に大きく描いてあって、
はじめはみんなが「なんだこの絵」と笑っていた。
それが入選したとたん、言ってることがみんながらりと変わった。
それまでは紙があれば絵ばっかり描いていた私に、
「そんなしょうもないもの描くんだったら漢字の1つでも書きなさい。
紙がもったいない。」
と言われ続けていたが、
その日を境に何も言われなくなった。
また、芸能人が芸能界に入る前に、 周囲の反対にあったという話をよく聞く。 「お前、芸能界ってどんなところだか知ってて言っているのか!?」 と言う人達は実際に見てきたのだろうか?
「よっぽど才能ないと無理よ。」 という人達に、その人の才能が分かっているのだろうか?
全く新しい事業をはじめようとする人に周りは言う。 「そんなの本当にうまくいくかなぁ?」 「あぶないからやめといたら?」
経験したことがない人に限って、こういうことを言う人が多い。 しかし、そうやって今まで悪く言われてても、 何かがあったり、評価されるようなことがあったりした時、 成功という結果が出た時、 批判していたり、悪く言っていた人達の言ってることが 逆に良いことを言うようになる。 失敗すると 「ほら、やっぱりな」 成功すると 「さすが!やると思っていたよ!」 結局、最終的には最後にどういう結果をだしたかで 周囲の見る目なんで変わるものだ。